20260516 夜盗を追って
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季節:春
経験点:一人20Exp
獲得:金貨20枚
ムラの「赤兜亭」で、あるものはくつろいで、またあるものは儲け話を求めていたところ、酒場の隅のこきたないテーブルでひそひそと話す二人の人影が目につく。 その二人はすぐに立ち去ったのだが、おそらく落とし物と思われる小さな羊皮紙のメモを見つけるルフレーヴ。
それは奇妙な暗号で書かれていたが、その暗号は盗賊の符牒。ルフレーヴはそれを読むことができる。
内容はというと、今夜、この街の古物商「ベン&リー兄弟店」に押し込み強盗をするという計画書だった。 どうやらさっきの二人は、その計画のために手下を勧誘していたところだったらしい。
これは儲け話につながるかもと、酒場に居合わせた連中に呼びかけるルフレーヴ。
自警団の一員アレックスは、自警団の活動の一貫として報酬を用意して、居合わせた連中で即席のチームを組む。
さっきまでそこにいた怪しい二人の匂いを追跡するマフィン。その匂いは途中で二手に分かれている。
どちらを追うべきか。足跡を調べ、よりプロっぽいほうの足跡を追跡する。
見ていると、目深にフードを被った男が歩いていて、そこに複数のガラの悪いカスが合流していく。
よし、と、自分も雇われた盗賊のような顔で合流する酔いどれハイド。素性の犯罪者の経験を活かして紛れ込み、特に怪しまれることもなく、盗賊頭のトムの待つ盗人宿に入り込むことに成功する。
盗人宿は路地裏の空き家で、そこにはならず者やカスがたむろしていた。
ハイドは彼らの計画の一端を聞き出す。
どうやら「ベン&リー兄弟店」に押し込み強盗をするつもりだが、中でも「クマの骨格の手を模した鉤爪の飾り」というものを「あの人」に渡す必要があり、それは確実に盗み出そう、という話らしい。
やがて夜になり、盗賊頭のトム率いる寄せ集めの盗賊団が「ベン&リー兄弟店」に出発する。
その途中の狭い路地で、こちらも寄せ集めの自警団が行動を起こした。
「御用だ!」と、アレックスが飛び出し、驚く盗賊たちに襲いかかる。
マフィンとハイドのサンダーウェイブ呪文が轟き、ルフレーヴとアレックスの矢がまたたくまに盗賊たちを打ち倒す。
「もう逃げられないぞ! おとなしくお縄につけ!」ドムドが威圧すると、流石に盗賊頭のトムは武器を落とした。
「くそっ。あの人の計画なら大丈夫だったはずなのに。俺は計画に乗っただけなんだ」
言い訳をするトム。
その首筋に、路地の暗がりから飛来した吹き矢が突き刺さった。
即効性の毒が周り、トムが血を吐いて倒れる。ドムドが助け起こすが、すでに事切れていた。
一行は周囲を探すが……吹き矢を撃った何者かを見つけることはできなかった……。
とにかく、盗賊団の活動を阻んだ即席の自警団には、自警団の事務方から報酬が支払われた。
どうやら自警団の本隊は、街の南の山地から降りてきたゴブリンやトロールたちの対応に追われており、彼らの活躍はまさしく渡りに船だったのだ。
はたして「ベン&リー兄弟店」の鉤爪飾りをねらった「あの人」とは。そして吹き矢でトムを殺した者は誰なのか……。